アウトドア応急処置
アウトドア活動をしていると、怪我をすることも多いでしょう。かすり傷程度ならいいのですが、そのかすり程度が大惨事になることもあります。つまり、ちょっとした怪我であっても、必ず応急処置を施しておきましょう。アウトドアの活動中はきっと病院も近くに無いでしょう。また、車も使えないこともあるかもしれません。車で病院まで行くのに時間がかかると判断した場合、自分達で応急処置をするほかないのです。アウトドアでの応急処置の方法を知っておくと、遊びのアウトドアのためだけではなく、リアルな災害時にも非常に役に立ちます。
十分使える知識といっていいでしょう。例えば、山で毒ヘビにかまれることがあるかもしれません。アウトドアの中でも最も命に関わ のがこのピンチではないでしょうか。日本にいる毒ヘビは、マムシ、ヤマカガシ、ハブの三種類といわれています。基本的に三種類とも同じ処置をします。かまれた部分を心臓より低くして安静にするのが第一です。また、傷口より心臓に近い部分を縛ります。これは毒のまわりをできるだけ遅くするためです。そして傷口に口をつけて毒を吸いだし吐きます。もちろんその後はよくうがいをしなければなりません。
これを20~30分くらい続けるのです。後はできるだけ患者を動かさないようにします。毒ヘビにかまれた時には、ナイフでかまれた部分を切り、毒を吸い出すなどともいわれますが、傷口を切るのはやめたほうがいいです。素人には少々難度が高く、効果もありません。口の中の菌によって、傷口から感染する危険もあります。また、はちに刺されることもあります。種類によっては命を落とすこともありますから、虫といえど、油断できません。体長3~4cmにもなる大型のスズメバチは危険です。刺された時には傷口を流水で洗います。濡れタオルなどで患部を冷やします。
毒針が残っていたら毛抜きなどで取ります。口を当てて毒を吸いだして、抗ヒスタミン剤含有のステロイド軟膏を塗ります。抗ヒスタミン剤含有のかぜ薬を飲むのも良いらしいです。ハチに刺されたらおしっこをかけるといいというのはでたらめです。根拠がありません。ハチの毒は水に溶けやすいので流水でよく洗い流すのです。蚊やアブに刺された時は、流水や石けん水で洗って患部を清潔にしましょう。患部を指先で絞って毒を出してください。ムカデに噛まれたら、水で洗浄し、抗ヒスタミン剤含有の副腎皮質ホルモン(ステロイド)軟膏を塗ります。クラゲに刺されたら、消毒用アルコールを塗ります。毒キノコを誤食したら食べた物を吐き出すことです。